畳は土台となる藁(わら)等で作られた『畳床(たたみどこ)』と、畳床をくるむい草で作られた『畳表(たたみおもて)』と、畳のふちを飾る『縁(へり)』とで出来ています。
各部位の傷み具合により畳替えの方法が変わります。
畳を縁取りしている布です。色や柄が様々で、へりによってお部屋のイメージが変わります。
い草を織って作られた畳の表面の部分です。い草の他に、ダイケンすこやか表など新しい素材の物もございます。
畳の土台となる中身の部分です。わらで作られた物、ボードで作られた物など素材により種類があり、それぞれ感触が違います。
畳床には機能・性能が異なる3つの部材があります。
畳床は、ひどく湿気る等の原因が無ければ、メンテナンスしながら長くお使いいただけます。
わら床
昔ながらのわらを何層にも積み重ねたもので、耐久性、調湿性、断熱性、保温性に優れています。また吸音・防音効果も備えた畳床です。柔軟性に優れ、転倒衝撃吸収能力抜群。
わらサンド床
わら床と建材床の利点を合わせた畳床。わら床のクッション性とポリスチレンフォームの断熱性、そして、軽量化の長所を合わせ持つ畳床です。
ボード床
畳ボードとポリスチレンフォームを重ねた建材床。断熱性に優れ、軽いのが特長。衝撃性や遮音性にも優れています。
裏返し・表替・新畳をおこなう時期について
今お使いの畳表を裏返して使う「裏返し」は、お使い様により変わってきますが、3~5年の間で畳表が傷んでしまわないうちに行うのが理想的です。あまり期間が長すぎたり、傷んでしまったりしますと、裏返ししてからの耐久性が無く、色も悪く、シミも目立ってきます。早めの裏返しはきれいになる上に費用が抑えられるので大変お得です。
「表替」は裏返しをした畳表が傷んできたら行います。裏返しが出来ないほど傷んだ場合も表替となります。畳床は普通にお使いいただいている場合は、表替・裏返し時の施工の際に畳床の補修・補強を行っておりますので10年~30年十分にもちます。
ひどく湿気ている・でこぼこが激しい・畳がふわふわとやわらかすぎる等、畳床が傷んできたら「新畳」にする時期です。